【ヨガ基本ポーズ】坐法編(安楽座・蓮花座・達人座)

 

 

あらゆるヨガポーズ基本中の基本となるアーサナ。それが「坐法」、つまり「座り方」です。

ここでは、ヨガをするなら知っておきたい3つの基本坐法について解説していきます。

 

 

ヨガの本質「瞑想」


 

もともと、ヨガの目的は瞑想によって悟りを開くことにあります。

そして瞑想に至るまでのプロセスとして大切なのが、呼吸法とともに乱れた心を整え、精神統一を行うこと。それが古来から続くヨガの本質です。

 

ヨガを実践するために欠かせない「アーサナ」ですが、かつては今のようにさまざまなポーズのことを指すのではなく、「坐法」そのものを意味していました。

また「瞑想」に至るまでの重要なステップとして、「坐法」を極めることも求められました。

 

 

そんなヨガの基本となる「坐法」ですが、実はいくつか種類があります。

ここで、代表的な3つの坐法をご紹介します。

 

■「安楽座(スカ・アーサナ)」

■「蓮花座(パドマ・アーサナ)」

■「達人座(シッダ・アーサナ)」

 

それぞれの座法には由来があり、身体と心にもたらす効果にも違いが。

続いては、この3つの坐法にまつわる意味とその効果についてお伝えします。

 

 

安楽座(スカ・アーサナ)


 

 

いわゆる「あぐら」の座り方です。

「スカ・アーサナ」の「スカ」は「楽な」という意味。

その名の通り、楽な気持ちでリラックスして精神を安定させる坐法です。

 

効果は?

■姿勢を整える

■ストレス解消

■気持ちを落ち着ける

 

やり方は?

①左右の骨盤へ均等に体重を乗せるようにして、床にあぐらの状態で座ります。

②胸を広げて背筋を伸ばし、頭頂部を天井の方へひっぱりあげるイメージで上へ。

③手は親指と人差し指の先で輪をつくり、それ以外の3本の指はまっすぐに伸ばす「チン・ムドラー」の状態に。 両手のひらは上に向け、そのままゆっくり呼吸を繰り返します。

 

 

蓮華座(パドマ・アーサナ )


 

 

「あらゆる病を治す」といわれる坐法。

下半身の間接の柔軟性を高め、長時間の瞑想を可能にするといわれています。

 

効果は?

■股関節の柔軟性を高める

■気持ちを安定させる

■月経にともなう不快症状を緩和させる

 

やり方は?

①床に座り、右脚を曲げて左脚の太ももの上に乗せます。

②左脚を右脚の太ももの上に乗せます。

③両足のかかとを脚の付け根に引き寄せて、背筋を伸ばします。

④手は「チン・ムドラー」の状態に。 両手のひらを上に向け、そのままゆっくり呼吸を繰り返します。

 

 

達人座(シッダ・アーサナ)


 

 

坐法の中でも、最も瞑想に近づけるアーサナというのがこの「達人座」。

ハタ・ヨガの経典の記述によると「最も優れた体位」と評され、瞑想のための精神世界の入り口となる坐法として強く推奨される坐法です。

 

効果は?

■活力アップを促す

■心を安定させる

■腹部を柔軟にする

■姿勢を良くする。

 

やり方は?

①両足を前方に投げ出したまま座ります。

②右脚を折り曲げ、かかとを会陰と肛門の間の位置に押し当て、その上に腰を落とします。

③ 左足のかかとを右脚の太ももの上に乗せます。このとき、右脚のふくらはぎと太ももの間に左脚を押し当てるように。

④背筋を伸ばし、あごを引いたまま手を「チン・ムドラー」の形に。そのまま、ゆっくり深い呼吸を繰り返します。

 

 

「坐法」をマスターしてヨガを深めよう


 

 

ヨガを行う上で基礎となる「坐法」。

実践することで、ヨガの本来の目的である瞑想の世界に近づくことができるかもしれません。

ヨガをする時間がないときや隙間時間など、こまめに坐法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

Instructor

  1. 荻野恵理
  2. 高野真利
  3. maaya